強烈な努力
先日「クレイジージャーニー」という深夜番組で藤沢秀行という囲碁棋士を知りました。
囲碁の世界では知らない人はいないほどの達人らしいですね。
かなり破天荒な人らしく、愛人をたくさん作ったり、ギャンブルにはまったり、酒に溺れたりと絵に描いたような荒れぶりだったそうです。
しかしながら囲碁棋士としては他を寄せ付けないほどの腕前だったそうで、人からも愛され尊敬されるといった魅力ある人物だったそうです。
そんな彼がこの世を去る前に遺したのが「強烈な努力」というシンプルな言葉。
彼のような人が言っているだけに、シンプルながらものすごい深さを感じます。
この人の言葉はピーチジャムの先生に通じるものがあるんです。
まあこの人ほど破天荒な生き方はしていないと思いますが。
特に「美しさ」にこだわっているところ。
「無限の世界だからわかるわけがない、ただ美しさがあるかどうか」
先生もいつも同じように「美」にこだわっています。
「宇宙と同じで、碁は有限なんだけど無限に近い」
これも先生が良く言う言葉に似ています。
私には、まだ到底このレベルの領域にはたどり着けていませんが、いつか行ってみたい場所だと思ってます。
ところでこの藤沢秀行、後進の指導にも意欲的で多くの弟子たちがおりましたが全てを包み隠さず教えてしまう為、弟子に負ける事もあったそうです。
そんな時でも、弟子が強くなれば自分もまた刺激を受け更に強くなれると笑っていたそうです。
私もはやくそんな弟子になってみたいです。
まだまだ時間がかかりそうですね〜。