Shut up and play your guitar !
「お前はまだ一度も弾いたことのないものを弾こうとしている」
と、レッスンで先生に指摘されました。
自分では分かっていたはずだったのですが。
ジャズを勉強したことのない方にはピンとこないかもしれません。
ジャズと言えば、プレーヤーが集まってその場で曲を決め、なんとなくスタートして、コード進行に合わせてその場で思いついたメロディー適当に奏でていく。
それだけと思っている方がほとんどだと思います。
いわば作曲作業なのですが、それを一瞬でやってのける。
ですので、普通に時間をかけて作曲されたものより質は落ちて当然。
と思ってしまいますよね。
しかしそうではないのです。
一瞬の作曲作業でも時間をかけた曲と同じレベルのクオリティにまで持っていかなければならないのです。
ちょっと考えると無茶な話なんですがしっかりと訓練すればできるようになるんですね。
有名なプレーヤーやピーチジャムの先生の演奏を聴くと「なぜあんな美しいメロディーが浮かぶのだろう?」と不思議に思うことが多々あります。
しかし答えは簡単至極。それだけ訓練を積み重ねているからです。
それだけ「美しいメロディー」を今まで奏でてきたからなんです。
一瞬で浮かべるメロディーだって、彼らにとっては初めて奏でるメロディーではないのです。
どれだけたくさんのメロディーを今まで「歌って」来たかのか。
それで全てが決まるのです。
そう、難しいことは考えずに「Shut up and play !」なんです。
そんな感じの今回のレッスンは基本に戻り「Cブルーノートの歌」です。
音の並びはルート、マイナー3度、4度、♭5度、5度となっております。
コードトーンのルート、3度、5度に♭5度を加えてクロマティックラインを作っていると考えてくださいね。
下は同じもののタブ譜です。
こちらを見るとよく分かると思います。
ギターのフレットの並びを上手く利用した、いかにも「ギターらしい」音列になっていますよね。
五連譜になっています。隙間なく連続で弾けるように練習しましょう。
上行ができるようになったらもちろん下行も。
次はルートから半分の距離に跳びます。
ルートから半分の距離とはF#です。
なぜF#m7がでてくるかと言いますと、まずCm7を2度とすると5度はF7になりますよね。F7の裏コードはB7になります。裏コードのB7を5度と見るとその2度はF#m7となるのでF#m7が導き出されます。つまり「裏コードの2−5化」です。ですからCm7-F#m7と進むとCm7-F7ぽく聴こえてくると思います。
ただこの考え方にしても、あくまでも数ある考え方の一つでしかありません。他の道を知っていて、そちらが良いのであればそちらでも全く構いません。
慣れたら次は「枯葉」の出だしに当てはめてみましょう。
いかがでしょうか?
こうしてレッスンでやったことをブログに残すのは自分のためにもなるのでよいですね。
ではまた。
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