今を生きる
さて、このブログのタイトル「Dead Musicians Society」
これは映画「今を生きる」の原題のパクリです。
原題は「Dead Poets Society」(死せる詩人の会)のPetsをMusiciansにしてみました。
この映画はとても有名なので観た方も多いと思います。
厳格な寄宿学校に転任してきた教師ジョン・キーティング。
赴任早々生徒達に教科書を破かせたり、机の上に立たせて視点を変えろと言ったりとその型破りさを発揮。しかし次第に生徒達の心を掴んで行くと、簡単に言えばそんな感じです。
この映画を観ていると、ピーチジャムでのレッスンを思い出すんです。
先生にはいつも既成概念にとらわれるなとか、一つの道じゃなく他の道も見ろと言われています。レッスンのたびに、分かっていると思っていた事も実はそうじゃないんだと思う事が多いですね。
そしてそれらのレッスンはジャズや音楽だけでなく、普段の生活に共通している感じがします。
うん、奥が深い。
音楽工房ピーチジャムって?
私はジャズギターを習っております。それはそれは長いあいだ。
長いといってもギュッとしたらそう大した時間ではないのかもしれません。
現にあまり上手くなってませんから。
ですので私の話はさておき、私の通う「音楽工房ピーチジャム」の話です。
場所は巣鴨。教室を立ち上げて23年経ちます。
ここでは主にジャズを教えていただいているのですが、その他の音楽でも対応していただけます。ロックもポップスもオーケー。
生徒さんの年齢層も幅広く、下は小学生から上はご老人まで様々な方がおられます。
とてもこじんまりした教室ですが、そこはそれなりに小さな教室ゆえの行き届いたレッスンが受けられます。
講師の先生はご夫婦で、二人とも人に教える立場でありながら自分たちの腕を磨くことも忘れないストイックな方達です。常に何かを感じ、美しさを追求しているのです。そして日々新しいことにチャレンジしている姿勢には、ただただ感心してしまいます。
レッスンは個人レッスン。これといった教科書はなく、あくまでも生徒さん個人個人に合わせたレッスン、さしずめ「オーダーメイドレッスン」といった感じでしょうか。
楽器を習うということは譜面が読めなければいけないのではと思いがちですが、こちらではほとんど、簡単なコード譜以外の譜面などは使いません。ただ生徒さんからの要望があればその限りではありません。
この教室では譜面よりも「耳」に重点を置いているのです。もちろん譜面が読めたほうが何かと便利ではありますが、ジャズの演奏に置いてはそれほど重要視はしていないのです。書かれたもの以外を演奏するのがジャズですからね。
そしてこの教室では「コード」を重要視しています。いわゆる「和音」を示す「コード」ですがそれよりももっと深い意味での「コード」です。全ての音楽的旋律は「コード」で形成されているという考えでレッスンをしています。
先生の口癖は「考えるな、感じろ」です。と言っても先生は別にブルース・リーのファンではありません。でも瞬時に様々な動きが要求される格闘技とジャズは、以外と似ているのかもしれません。"Don't think. Just feel!" 行き着くところは皆この境地なのではないかと思います。
さてこんな感じの「音楽工房ピーチジャム」ですがいかがでしょうか?
よろしければ講師の演奏を聴いてみてください。
何かを感じていただけると思います。