Dead Musicians Society

日々の話や音楽工房ピーチジャムのことを綴っていきます

ラールゴ

ブラックジャックに「万引犬」という話があります。

それはラールゴという犬の話です。

その犬というのは特殊な能力があり、いろいろな災いを予見し、人々を助けるのですが、その方法が「万引き」。

災いに会う人の所有する物をくわえて盗み、それを追わせる事で人々を災難から救うというものです。

ですが、結局人々は見事に災難から逃れる事ができるのですが、見事過ぎて、それはつまり災難なんて最初から無かった事になるわけで、ただこの犬が悪い事をしたという事実が残るだけになってしまうのです。そんなワケでこの犬は厄介者になってしまいます。

ひょんな事からこの犬はブラックジャックの家でしばらく飼われます。

そしてブラックジャックの大切な物を盗み出しますが、捕まってしまい、その盗んだ物を元の場所に返せて言われしぶしぶ返しに家に戻ったところ、地震で家が倒壊。ラールゴだけ死んでしまうのです。

結果、ブラックジャックピノ子は助かるのです。

そして計らずもこの犬の特殊な能力に気づくという話でした。

この話は、ブラックジャックの中でも私のもっとも大好きな話の一つです。

なぜこんな話をするのかと言うと・・・

 

長野市善光寺で壁や柱に落書きが多数見つかった事件で、長野中央署は10日、同市内に住む無職の女(47)を建造物損壊と器物損壊の疑いで逮捕した。

YOMIURI ONLINE

 

 先日、こんな事件がありました。

私の故郷の近くの事件だったので、ちょっと気にしていたんです。

ま、この話に関わらず、一般的なところから考えて、何故こんな事するのかなぁ?なんていう事件があると、どうしても私はこのラールゴの話を思い出してしまうのです。

ひょっとして何かの大きな災いから私たちを救うためにこんな事をしているのかなぁ、なんて思ってしまうのです。

まあ、考えすぎなのかもしれませんけど。

ちなみにこのラールゴ、原作漫画ではちょっとかわいそうな最後を遂げましたが、アニメ化になって、ちゃっかりピノ子の飼い犬になっていました。

めでたし、めでたし。