アイシテイルトイッテクレ
こんな記事を見つけました。
要は "I love you" を「愛している」と訳すのは如何かと。
「愛している」より「大好き」と訳すほうが良いということだそうです。
これには激しく同意いたします。
「愛してる」なんて言葉、映画やドラマ以外で聞いたことありますか?
私は、現実世界ではあまり、いや全く聞いた事がありません、個人的に。
それにしても「愛している」なんて言葉、誰が一体いつどんな時に使うんでしょうかね。
洋画等を見ていると "I love you" という言葉が必ずと言って良い程出てきますね。
でもこれって本当に「愛してる」っていう意味なんでしょうか?
私は違うと思います。
例えば朝、ある男が出がけに妻に言う " I love you" 。
それはこう訳します。
「行ってきます」と。
でそれに対する妻の " I love you ,too " はこうなりますね。
「行ってらっしゃい、気をつけてね」
そう、その言葉を発する状況によって意味も変わってくるんだと思います。
日本語で言えば「どうも」みたいに意味が変わる感じでしょうか。
それと、そもそも口語では無いような気がします。
文章中、例えば「彼は自然を愛する」とか「彼は何よりも自由を愛する」なんていう感じで使うものなんじゃないでしょうか?
かつて、かの文豪夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳したそうです。
日本人には「愛してる」なんて似合わないと思ったとか思わなかったとか。
やはり「愛してる」という言葉を口にすることに何らかの抵抗があったのだと思います。
ピーナッツシリーズの訳者の谷川俊太郎氏も、この記事と同じく"Love is walking hand in hand" の作品中で "Love"を「大好き」と訳しています。
この作品を初めて読んだ時は目から鱗でしたね。
やはり一番収まりがいい感じがしますね。
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