感動とは?
夏休みはいかがでしたか?
さて、リオのオリンピックが終わりました。
選手の皆様、本当にお疲れ様でした。
やはりスポーツというのは良いですね。
極限まで己を高めて試合に臨む。
そこには嘘はありません。
世界の頂点に立つ為の戦いです。
考えてみれば、そんなハイレベルな戦いばかり観れる大会って他にない訳です。
次回の東京大会が楽しみになってきました。
そう、私たちは日々の生活の中でいろいろな出来事に「感動」させられます。
それは映画だったり、演劇だったり、音楽だったり、もちろんスポーツだったり。
感動すると、涙が出ますね。
ここ数年では「涙活」(るいかつ)というものがあるそうです。
「涙活」とは涙を流すことによるデトックス効果を目的とした行為で、感動する映画など様々な媒体を利用して意識的に涙を流すというものだそうです。
確かに感動して涙を流すとちょっとスッキリしますよね。
こういうものを否定する訳でもないのですが、個人的には「さあ思い切って泣いてください、どうぞ!」というのはいささか受け入れられないですね。
やはりこういうのは不意討ちがいいですね。
それで思い出したのは名作「荒野の7人」。
チャールズ・ブロンソンが演じるガンマンの一人、オライリーのセリフ。
村の子供たちが山賊に対していつも弱腰の父親たちをバカにします。
するとオライリーは本当に強いのは私のような男ではなく、毎日汗水垂らして働いている君たちの父親のような人間なんだと子供たちを叱るシーン。
これにはかなり参った記憶がありますね。
こうして日々感動をしているとちょっと考えてしまうことがあります。
果たしてこうやって感動しているばかりでいいのだろうかと。
そしてこんな考えに至りました。
感動はもらうものではなく、あくまで借りるもの。
借りたものは返さなくてはいけない。
感動したら他の誰かを、今度は自分が感動させてあげるということですね。
返す相手なんて誰でもいいんです。
方法だってなんでもいいですよね。
自分の得意な方法で。
まあ私の場合はギター・・・で誰かを感動させられればいいんですけど。
小さなことからコツコツと。
頑張っていきたいと思ってます。
感動を踏み倒すな!